マンションリフォーム例
大規模なマンションリフォーム工事例です。トイレリフォームやキッチンリフォームはもちろん、
家族構成に合わせ間取りを大幅に変更しました。
また結露に悩まされ続けた壁面に、結露防止工事を施しました。福岡での工事事例です。
@マンションリフォーム現地調査
去年(平成14年)の10月にマンションリフォームの依頼を受け、現地調査をしました。
要望は水廻りが使いづらい、間取りを変えたいなどなど。
あと、外壁側の結露が激しくカビが発生して、これをどうにかしたい!!と。(これが一番強い)
実際、結露が発生しやすい条件が見事にそろっていました。その条件とは。
- 立地条件が北側の角。外壁側に面していて、ほとんど日があたらない。窓を開けたら隣の建物に手が届きそうです。
- 大きなRC造の出窓が3ヶ所。※熱伝導って凄そう。お客様曰く、滝のような結露だそうで。
- 8階建ての2階に位置してるのですが、下階は駐車場で、床面が吹きっさらし状態。いや〜北側の角でおまけに床面も吹きさらしとは、はっきり言って条件厳しすぎます。
現調-リビング |
現調-寝室 |
現調-和室 |
現調-廊下 |
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マンションの立地条件や
断熱の状況により、
ひどい結露を引き起こしてるマンションもあります。 |
怖い押入等のカビ。下記は別の、結露によるカビ発生したマンション事例写真です。同じような結露に悩まされてました。 |
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押入内部 |
押入内部 |
窓の上部 |
物を置いた壁面 |
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Aマンションリフォームプランの提案
平面図 |
CG鳥瞰図 |
で、
←プランをいくつか提出。
カク企画ではプラン提示と合わせて、見積も提出してます。(コストを無視したプラン作成は意味がないと思うし、それが現実的な作業と思うから)
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マンションリフォームの工事完成イメージを建築CGで作成したプレゼンで説明しながら打合せ。平面図では、いまいちピンときてなかったお客様も「この棚にはFAX電話機が置けそうネ。奥行はどのくらい?」などイメージが沸いたみたいです。
さて、結露防止の件ですが、
仕上げを撤去→断熱材重ね貼り→密封→その上に通気層の設置
さらに、梁と柱部分は有孔ボードを採用し、通気層の空気の流れを活発化しました。
また、左記の結露防止通気工法概念図には記載されていませんが、
床に接する巾木も、空気の流れを活性化するように、
空間を設けています。
有効ボードとは左図のように、一定間隔で円形の穴をあけたボードのことです。主に、小屋裏の換気を促すために軒天などに使用してます。
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※断熱性能の高い発砲ウレタン系を採用しようと考えましたが、中途半端な厚さではあまり意味がないと考え、厚くすると梁や柱型などへの止め具合や施工状況(当然マンションの条件も頭の中にあった)、さらにコストを考え採用しませんでした。
Dマンションリフォーム工事の完成
年末(平成14年)の11月半ばに着工、12月半ばに完成引渡。2階ということもあり「梁型」や「柱型」の構造材が大変太く(下の方の階だから)圧迫感があるため、当初のような多彩な色を使用しないようにしました。
有孔ボードの仕上げはちょっとマニアック(?)な感じですが、お客様にも受け入れていただいて「こうゆうのも有りかな」と、壁体結露の問題は安全に解決し、安心しました。
※サッシ部分に関してはマンションの管理規約などの制約があり今後の課題ということで。
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