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増築か建て替えかそれが問題だ

増築しようか?建て替えようか?我が息子、いつのまにやら大きくなり、あ〜部屋数足りない。我が家の駐車場1台分、家内の車、あ〜200m先。収納少なく、あ〜廊下にタンスが。増築しようか、どうしようか、いやいや、ここはきばって建て替えろうか!考えれば考えるほど、あ〜、わからん。
こんな時どうしますか?カク企画では増築の場合と建て替た場合の設計プランと見積もりをお出しして、最適なアドバイスをおこなってます。増築か建て替えのお悩みリフォーム事例です。

@打ち合わせの最初の段階は・・・


にっこり親父 「いやー、今住んでいる我が家が少し手狭になり、他にも不満な点が多々ありましてな。ちょっと相談にのってくれませんか?」 にっこり
「どんな点がご不満なんでしょう?」
「まずは、下の図を見ていただけませんか?」

A1階の間取りのご不満な点


現在の1階平面図のご不満な点

B2階のご不満な点

C増築か建て替えかどうしましょう

現在の2階平面図のご不満な点 汗たらー親父「と・まーこんな具合です。建て替えちゃおかなーなんて考えてもいるんですけど、どっか引っ越さなきゃならないし、それにコスト的にもどうなんだろうと。正直、リフォームしようか建て替えにしようか迷ってるんです。
それで、とりあえず、リフォームのプランと見積もりをしていただいて、それで検討しようかなー、なんて思ってるんですけど・・・・それでいいですか? アハ アハ、アハ・・」
汗たらー「ええ、全然結構ですよ。
いっそのこと、リフォームの場合と、建て替えの場合のコストが比較できるように、新築の方も
提案プランと概算見積もりを持ってくるようにいたしましょう。」

D現場調査の現状写真


車庫1台分 玄関から見渡せるトイレ 冷蔵庫上の階段下天井 痛みが激しい外装
現在の外観 現在の玄関 現在の台所 現在の屋根

E1階リフォームの提案


提案の1階平面図の間取りプラン

F2階のリフォームの提案


提案の2階平面図間取りプラン

G納得いくまでお話し合いしてリフォーム


「いやー、リフォームでここまで思い切ったことができるんですネ。寝室は10.5帖に大きくなったし、収納スペースもたっぷりだ。」 建て替えプランはこちらあのですネ
うんうん 「部屋数を増やす場合、どうしても部屋を増やすことばかり気がいってしまって、収納スペースをおろそかにしがちです。収納は設けすぎたかナーと思うぐらいがいいですよ」
「新築のプランと見積もりもいただいたんですが、リフォームで十分望みがかなえられますな。コストや生活を考えるとリフォームですかなー」
「そうですネ。私も賛成です。既存の住宅をうまくつかって満足のいくリフォームをしましょう!」

H工事完成建築写真


外観 カウンター付トイレ 洗面所 ユニットバス
完成外観 完成トイレ 完成洗面所 完成ユニットバス

建築住宅の提案は、その状況により変わります

今回の打ち合わせで、建て替えを見送って既存の住宅をリフォームすることになりましたが、
必ずしもリフォームがベストという結論に達するわけではありません。
今回の場合もご多分に漏れず紆余曲折ありました。(Webページの都合上あっさりしてますけど)

原則として、都市計画区域内であれば、建築確認申請が必要です。
お住まいの地域により容積率や建蔽率が設定されてますので、それにより、どのくらいの増築が可能かが決定します。

今回のお住まいの地域は容積率や建蔽率に余裕があり、
20坪程の増築が可能でしたが、
もし仮に、法規上ご希望の増築面積が確保できないような地域であればどうでしょう?
お客様の判断もまた違ったものになるかもしれません。

他に、住宅の傷み具合なども大きな判断材料になってきます。
特に構造躯体に重大な傷みなどある場合には、
その補修費や補強費などのコスト負担増は大きな判断材料になります。

このように、その状況により判断や結論は変わってきます。まずはお気軽にご相談をお願いします。

今回の場合、法規上、または構造躯体等の問題はありませんでしたが、
増築面積は約20坪(ガレージを含む)にも達し、そのコストは当初の予定金額をオーバーしてしまいました。

しかし、それでも建て替えで要望をかなえるよりも、コストは遙かに安くつきましたし、
それに、建て替える場合には工事期間中(約4ヶ月)、
アパートなどで仮住まいをしていただくことになるのですが、
お客様にとって、大きなデメリット(お客様によってはデメリットと考えない方も当然いる。)だったようです。
最終的には建て替えはやめて、リフォームでいこうという判断になりました。

階段の移動って工事費が高くつくんじゃないですか?


既存の階段位置だと1階のトイレを広くしたり、寝室とWCLなどの関係、洋室を2部屋増築するなどに非常に不都合でした。
既存の階段の位置はお客様の要望をかなえるのにいろいろネックになってたわけです。
結局、階段を移設したわけですが、ただ、なんにも考えずにポンと移動する場所を決めた訳じゃありません。
ちょうど都合のいいように階段がスッポリ収まる収納スペースがありそれを利用したわけです。

しかし、その費用って結構気になったりします。
結論から言ったら、上記のような条件(柱や梁などの構造材をぶった切ったりしないでスッポリ収まる)でがあれば、あんまりかからないです。
ちょっと曖昧な言い方ですけど、1間の押入をクローゼットに改装する工事程度と思って頂いて結構です。(注:階段だけの単品工事の場合は価格は高くなります)

お客様もそれぐらいの出費で2階が効率よく無駄なスペースが無い間取りができるということでGOサインとなったわけです。
逆に言えば既存の階段の位置だともっと増築面積が必要だった訳で、別のコストがかかったことでしょう。

階段掛け替えなんて大工事で40〜50万円ぐらいかかるんじゃないかと思われてるお客様もいらっしゃるみたいで、
実際、廻り階段など、原寸出しやら、加工やら、取り付け工事で最低で3日、
かかって7日などあったものですが、そのころに比べるとホントに安くできるようになりました。
理由は建材そのもののローコスト化とプレカット(工場加工製品)が大きな要因です。
まあ、なにからなにまでプレカットが普及して大工さんの後継者が育たないなど問題も指摘もされてるんですけど・・・。

何で抜くの?耐震壁って重要なのに

2階に6帖部屋を2つ設けたのですが、その場合、注意が必要です。
以前より頭でっかちの家(2階が重たくなる)になってしまうので、1階の耐力壁を補強する必要性です。

よく見かけるのですが、リフォームしている現場で、2階を増築しているにもかかわらず、1階を補強しなかったり、
広い空間を確保するために耐力壁をとってしまってもその耐力壁を補う工事をしなかったりなどよく見かけます。とっても危ないです。

個人的な経験なんですが、意外にも大工さんにその傾向がつよいようです。
大工さんはその経験上、垂直加重には非常に敏感で、「この梁は細すぎてもたんばい!」などの意見はよく聞くのですが、
水平力(地震力や台風などの風力)の耐力に関しては意外と鈍感で、
筋違いなどの耐力壁を無造作にポンポンと抜いてしまったりします。
うーん不思議だ。もちろん、その分ちゃんと補強してくれる大工さんもたくさんいるのですけど。

今までの経験から耐力壁を撤去しても大丈夫と自信満々で「今まで倒れたことなんて無い!」なんて人もいるみたいで、
そりゃ、普段の状況では大丈夫かもしれませんけど、福岡の人間で地震などの災害を経験している人なんて私を含めて、そうそういないでしょうし、
ひとたび災害が起きた場合を考えると、うーん、ちょっとやばいですよね。
怖いので注意してください。

もちろん今回の場合はちゃんと耐力壁バランスなど考慮した工事はやっています。

※登場人物に関しては実在の人物とはなんら関係ございません。また、わかりやすくご説明するために多少オーバーな表現を用いています。

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