〈も模様
カットパイルのカーペットを敷き込んだ後、しばらくすると、あちこちに水たまりのような模様が出現することがあります。
これは、その模様の部分のパイル糸が、回りの部分と異なった力向にねてしまったための現象です。
クモ模様は、光りの方向により美観上は気になりますが、品質には関孫ありません。
なお、この現象はループカーペットやパイル糸に強いよりがかけられている、ハードツィストカーペット等には現われません。
綿毛(遊び毛)
ウール製品、合成繊維製品とも敷き込み施工後、最初しばらくの間「綿毛」が出ることがあります。
これはパイル糸の中に遊び毛が残っていて、足でこすったり、クリーニングの際に力を入れて掃除機をかけるとむだ毛ともよばれる遊び毛が表面に抜け出るためです。
敷き込み直後、新しいカーペットほどこの現象が顕著ですが、ある程度使用期間が、過ぎれば、遊び毛の発生はなくなります。
押しつぶされたパイル
家具などに押しつぶされてパイル糸がねてしまい、変色したり、凹んで影になって見える時には、ぬるま湯をしめした布でパイル糸を柔らかくし、ねたパイル糸を立てるようにしながらドライヤーで乾燥させると、繊維の復元力でパイル糸が立ってきますヨ。
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