天井改め口からの点検
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雨漏りはと〜ても不愉快!、 天井部分から水滴として現れるもの、ジワジワとしみだしてくるもの、見えないけど、ポタポタ音だけするものなど、一様ではありません。
また、断熱材を入れることが一般化した現在では、断熱材に雨水が吸い込まれ、少々雨漏りをしても水滴もしみも見えないなんてことも。
屋根裏から床下まで、定期的に広範囲な点検をおこないましょう。
雨漏りしたら
雨漏りが始まったらすぐに補修したいものですが、雨が降っている最中には補修工事はできません。
家財を雨漏りから守り、専門の業者に連絡して、雨があがったらすぐに補修してもらいましょう。
風吹いてる場合は方向を記録しておきましょう。雨漏り箇所を探す有力な手がかりになる場合があります。
パラペットとは下写真のように、手摺壁のように立ち上げて屋根を納める構造のことです。
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屋根に登って目視ですぐ原因がわかるもの、そうでないのもたくさんあります。
パラペットを立ち上げた屋根などで苦労した経験があるのですが、
屋根仕上げに不具合があっても、その下にはフェルトなどの防水材や下地材などがあり、いろいろな部材を水がつたって落ちてきます。雨漏りの真上に原因があるとは限りません。
雨漏りは雨の日に天井裏にもぐって原因を探るべきだと業者の方で言う方がいらっしゃいますが、一見正しいようですが、個人的には目視で解らない原因の雨漏りは、雨の日に天井裏をのぞいてもわからないと思ってます。
私も何度も経験があるのですが、雨の日に天井裏へ潜っても、「あっ本当に漏れてますね」
としか言いようが無いんですよね。屋根上るわけいかないし、下からしか見ること出来ませんから。
で、後日晴れた日に屋根に登っても瓦が割れてるでもなし、板金が飛んでるでもなし、原因がはっきり解らないときは、怪しいところを処理するしかないんですが、次の雨の日にまた漏ったなんて事も良くありました。
晴れた日に二、三人で疑わしいところをホースで水をまき、下でもう一人が確認。
実際にやると、その原因の場所にホースをかざすと10秒とかすぐに症状が現れます。(これ、意外と症状がでるの時間がかかると勘違いしてる人多いです)
下から、「今!漏ってる!」と声が聞こえ、「ここが原因だったのかーーー!」と意外な場所だったりします。
その様に、ピンポイントで雨漏りの場所を探すのですが、意外なところでは、軒の出が無いデザイン優先の住宅で、破風と外壁のほんの小さな隙間から(目視では絶対わからない)水が入ってきて雨漏りを起こしてた現場がありました。
気長な作業なんですが、それが間違いないと思っています。
天窓は屋根から直接採光がとれますので、とても明るくて良いのですが、
天窓も現在では、耐久性が向上しましたが、私が知ってるお宅では、築7年後に雨漏りが発生しました。
下記がその現場写真ですが、信頼できる某有名メーカの天窓です。
原因は天窓ガラスとそれを押さえるフレームとの間にあるシーリングやブチルゴムなどの防水材です
直射日光をまともにうける過酷な条件では、防水材の経年劣化は避けようがありません。
天窓もまた、防水材の打替など、定期的なメンテナンスが必要です。
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