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屋根のメンテナンス

▲TOP 瓦葺き 彩色石綿板葺き 金属板葺き 雨漏りの点検と補修

住まいの痛み具合

瓦葺き

大丈夫ですか?

予想される損傷

ずれ・割れ・はがれ

日頃の心がけも
大切ですです。

日頃の心掛け

瓦葺き屋根は特に日常的な手入れを必要としません。
というよりもやろうと思ってもなかなかできるもんじゃありませんが。
地震、台風、年月の経過などで「ずれ」が生じてくることがあります。
地震や台風の直後の他、定期的に瓦の配列の「ずれ」や「割れ」を点検しましょう。

近くに高い建物があれば、そこから覗いてみるのが安全です。(望遠鏡要)

日本の伝統的屋根葺き材

粘土瓦

粘土瓦は、耐候性、耐火性は大変すぐれています。(茶碗みたいなもんです)
種類は、大まかに分けて「和型」と「洋型」です。
焼成法によりいぶし瓦ゆう薬瓦などがあります。
一般に「いぶし瓦」が高級品といわれています。
見分け方は瓦の裏を見て赤茶色の素地にゆう薬が塗ってあるのが「ゆう薬瓦」、黒い素地のままが「いぶし瓦」です。
一般に、釘止めされるのは軒先やけらば付近など要所だけであり、変動によりずれが生じることがあります。

お家を自分で
お手入れしましょ♪

点検と補修

雨漏りがなくても瓦の配列の「ずれ」や「割れ」を発見したら、すかさず補修しましょう。
雨漏りの点検については、雨漏りの点検と補修を見て下さい。 
補修には、「瓦の固定」、「取替え」、「しっくい塗り」などの方法があります。
カク企画に相談して下さい(^o^)。

ヒント! 25年以上もノーメンテの屋根(セメント瓦)は経年劣化で瓦が削れ、雨どいにはその粉末が溜まってます。K〜1[建築豆知識]カテゴリー屋根のぼりました〜、に掲載してます。

メンテナンスの
ご注意!

屋根に登るときの注意!きわの瓦は差替えできません

壁との取合い瓦(赤い所)
壁との取合い瓦

ご自分で屋根に登るのは危険ですのでやめておきましょう。ただ、業者の方が屋根の上に上るときには、きわの瓦には絶対に乗らないようにお願いして下さい。
理由は、「軒先かわら」や「さんかわら」(上図参照)は素人でも簡単に差し替えることができますが、「のしがわら」や外壁の取合い部分の瓦はしっくいなどで固定され、一度割ってしまうと、屋根の専門業者でないと差し替えができません。
アンテナ工事や太陽熱温水器などの業者の方には意外と、知らなくて足をのせて割って差し替え不能となることがあります。屋根に登る業者に、確認をしたほうがいいでしょう。



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瓦葺き


彩色石綿板葺き


金属板葺き


雨漏りの点検と補修


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彩色石綿板葺き

大丈夫ですか?

予想される損傷

ずれ・割れ・はがれ、浮き、色あせ・色落ち、鉄板部のはがれ

日頃の心がけも
大切ですです。

日頃の心掛け

特に日常的な手入れを必要としません。というよりもやろうと思ってもなかなかできるもんじゃありませんが。
台風や強風の後は、
瓦の「ずれ」や「浮き」、棟やけらばの鉄板部分に「はがれ」がないか目視点検しましょう。

棟板や軒先、棟包み、けらばなどにカラー鉄板を使用してある場合は、
この部分について、金属板葺き屋根と同様に点検および塗装のやり直しが必要になります。

●彩色石綿板(カラーベストコロニアル・フルベスト)

彩色石綿板

彩色石綿板は洋風の屋根葺き材としてたいへん多く採用されてます。
建築用語では「石綿スレート瓦」といいますが、、松下電工の「フルベスト」やクボタの「カラーベストコロニアル」の方が一般の方には馴染みがあるのでは?
表面の彩色には陶器質の微粒子を圧入してあるため結構耐候性がありますが、
なかには1年ぐらいで色落ちするのもあります。
※実際は色落ちと認識できるほどではない、屋根に登って新品と並べて初めてわかる程度。

お家を自分で
お手入れしましょ♪

点検と補修

彩色石綿板の割れ、はがれ、浮きの補修には、「差し替え」、「すき間に充 填材を詰める」などの方法があります。彩色石綿板は相当の耐候性があり、一般の石綿スレート瓦に比べ遜色のおそれが少ないものではありますが、やがて色あせ,色落ちが目立つようになります。 再度塗装は専門の業者に依頼します。



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瓦葺き


彩色石綿板葺き


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雨漏りの点検と補修


住まいの痛み具合

金属板葺き

大丈夫ですか?

予想される損傷

色あせ・色落ち、さび、浮き、継手の緩み

日頃の心がけも
大切ですです。

日頃の心掛け

屋根にゴミや落ち葉がたまった状態で放置すると、水はけが悪くなり、雨漏りやさびの原因となりますので注意しましょう。

お家を自分で
お手入れしましょ♪

点検と補修

着色亜鉛鉄板屋根にあっては、初めは5年程度で塗り替え、
その後は3年程度に1回程度で塗り替えが必要になります。

工業地帯、海岸沿いに合っては、一般地と比べると腐食の度合いが強いため、
1〜2年をめどに再塗装の必要性を検討して下さい。 

表面の塗装が白っぽくなったら、すでに塗り替えの時期にきていると考えられます。

●金属板(亜鉛鉄板)葺き

カラー鉄板瓦棒

金属板葺き屋根には、亜鉛鉄板着色亜鉛鉄板(亜鉛鉄板に2回塗装2回焼き付けしたもの)が用いられます。
亜鉛鉄板とは、亜鉛めっきをした鋼板のことです。建材では多く使われてます。
一般的にトタンといわれるのはほとんど亜鉛鉄板のことです。
溶融亜鉛めっき(通称ドブづけ)は道路側溝のグレーチングなどのように本当によく持ちますが、
建材であるトタンのほとんどは電気亜鉛めっきですので定期的なメンテが必要です。
金属板葺き屋根は、さびが発生するとその耐久性を著しく害しますので、さびが発生する前に塗り替えるよう心がけましょう。

瓦棒の痛み 雨漏りの現場写真ですが、
←この様になったらお手上げです。
もう、張り替えるしかありません。
そうならないためにも、
定期的な塗り替えを考えましょう。


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瓦葺き


彩色石綿板葺き


金属板葺き


雨漏りの点検と補修


住まいの

雨漏りの点検と補修

ワンポイントメモ

ワンポイントメモ

天井改め口からの点検
雨漏り点検状況写真

雨漏りはと〜ても不愉快!、 天井部分から水滴として現れるもの、ジワジワとしみだしてくるもの、見えないけど、ポタポタ音だけするものなど、一様ではありません。
また、断熱材を入れることが一般化した現在では、断熱材に雨水が吸い込まれ、少々雨漏りをしても水滴もしみも見えないなんてことも。
屋根裏から床下まで、定期的に広範囲な点検をおこないましょう。



雨漏りしたら

雨漏りが始まったらすぐに補修したいものですが、雨が降っている最中には補修工事はできません。
家財を雨漏りから守り、専門の業者に連絡して、雨があがったらすぐに補修してもらいましょう。
 風吹いてる場合は方向を記録しておきましょう。雨漏り箇所を探す有力な手がかりになる場合があります。


パラペットとは下写真のように、手摺壁のように立ち上げて屋根を納める構造のことです。
パラペット構造の雨漏り

雨漏りの場所(原因)を見つけるのは本当にむずかしい!

屋根に登って目視ですぐ原因がわかるもの、そうでないのもたくさんあります。
パラペットを立ち上げた屋根などで苦労した経験があるのですが、
屋根仕上げに不具合があっても、その下にはフェルトなどの防水材や下地材などがあり、いろいろな部材を水がつたって落ちてきます。雨漏りの真上に原因があるとは限りません。
雨漏りは雨の日に天井裏にもぐって原因を探るべきだと業者の方で言う方がいらっしゃいますが、一見正しいようですが、個人的には目視で解らない原因の雨漏りは、雨の日に天井裏をのぞいてもわからないと思ってます。
私も何度も経験があるのですが、雨の日に天井裏へ潜っても、「あっ本当に漏れてますね」
としか言いようが無いんですよね。屋根上るわけいかないし、下からしか見ること出来ませんから。
で、後日晴れた日に屋根に登っても瓦が割れてるでもなし、板金が飛んでるでもなし、原因がはっきり解らないときは、怪しいところを処理するしかないんですが、次の雨の日にまた漏ったなんて事も良くありました。
晴れた日に二、三人で疑わしいところをホースで水をまき、下でもう一人が確認。
実際にやると、その原因の場所にホースをかざすと10秒とかすぐに症状が現れます。(これ、意外と症状がでるの時間がかかると勘違いしてる人多いです)
下から、「今!漏ってる!」と声が聞こえ、「ここが原因だったのかーーー!」と意外な場所だったりします。
その様に、ピンポイントで雨漏りの場所を探すのですが、意外なところでは、軒の出が無いデザイン優先の住宅で、破風と外壁のほんの小さな隙間から(目視では絶対わからない)水が入ってきて雨漏りを起こしてた現場がありました。
気長な作業なんですが、それが間違いないと思っています。


天窓(トップライト)の雨漏れ

天窓は屋根から直接採光がとれますので、とても明るくて良いのですが、
天窓も現在では、耐久性が向上しましたが、私が知ってるお宅では、築7年後に雨漏りが発生しました。
下記がその現場写真ですが、信頼できる某有名メーカの天窓です。

天窓4ヶ所のうち2ヶ所から雨漏りが発生
天窓からの雨漏り_写真1 天窓からの雨漏り_写真2 天窓からの雨漏り_写真3

原因は天窓ガラスとそれを押さえるフレームとの間にあるシーリングやブチルゴムなどの防水材です
直射日光をまともにうける過酷な条件では、防水材の経年劣化は避けようがありません。
天窓もまた、防水材の打替など、定期的なメンテナンスが必要です。


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┃住まいのメンテナンスチェックリスト表(pdf版)はダウンロードコーナーよりダウンロードできます。┃

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