湿度80%以上、温度10℃以上で発育開始、各部分の水分の多少が木材の腐朽にとって最も重要で、次の部分が要注意ですので、重点的に点検しましょう。
浴室、キッチン、洗面所などの水まわり
これら水を使う場所は湿気が多くなる上、配置上北側などジメジメした環境に置かれやすいため、最も危険な箇所となります。
特に浴室などの水がかりの木部や給水管などに接する木部に注意しましょう。
土台
土台は木を使用した構造躯体のうち、最も地盤面に近い部材であるため、腐朽しやすい箇所です。
通常、建設時に防腐措置などが講じられていますが、定期的に点検し、10〜15年経過した時点で再び措置を講じることが必要となります。
雨どい付近、植木が近接する雨がかり
雨どいからあふれた雨水や、破損箇所からの漏水により腐朽の危険があります。
また、植木や玄関たたきの付近などは、雨水のはねかえりが予想されるため注意しましょう。
モルタル下地
亀裂部分からの雨水侵入により、下地板が腐朽するおそれがあります。
雨漏り
雨漏りが起こると、天井から床下まで全ての部材が危険になります。
屋根以外にも開口部周辺から起こることがありますので十分注意しましょう。
その他、結露水、設備の漏水の生じる箇所
開口部周辺など結露が起こる部分は水分を含みやすくなります。
これ以外にも、外壁の内部など外から見えない部分に結露することもありますので注意しましょう。
木材が腐朽すると、菌によって分解された成分のなかに、シロアリを誘ってしまう物質が含まれる場合が多いため、木材が腐朽している部分はシロアリの被害を受ける可能性が極めて高くなっています。
木部の腐朽の点検や補修は専門の業者に依頼してください。(カク企画でもOKですヨ)
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