デザイン上重要な要素である屋根形状
屋根のデザインってバラエティに富んでます。
一般的に多く見かけるのは、切り妻と寄棟ですが、その他にもたくさん種類があります。
雨風を防ぐための屋根ですから、その機能が一番重要なポイントはいうまでもないのですが、
屋根形状が、切り妻から寄棟に変更されるだけでもイメージががらっとかわったりします。
屋根形状は、外観デザイン上とても重要なんですよね。
で、いろいろなタイプの屋根形状の特長をご紹介します。
屋根の材料についてお知りになりたい方は3) 住まいのメンテナンス→屋根のメンテナンスへどぞ
切り妻(きりづま)
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単純な形状は雨じまいもしやすく、大変合理的。コスト面でも有利といわれてます。
和風・洋風どちらもOKですので、多くの住宅に採用されてます。
切り妻の例
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寄棟(よせむね)
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この屋根形状も、和風・洋風どちらもOKですので、多くの住宅に採用されてます。
その構造上、頑丈なのも利点です。
台風などの風圧にたいして最も強いといわれたりしてます。
寄棟の例
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入母屋(いりもや)
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切り妻と寄棟を合体したような形状が特長の入母屋。
威風堂々と化粧垂木や大棟と下り棟、なかには鯱なども飾り付けをして、和風住宅に多く採用されてます。重厚かつ格調高い屋根は好きな人は本当に大好きです。
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片流れ(かたながれ)
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シンプルイズベスト。
そのシャープで、モダンなイメージは設計事務所サイドがデザインする住宅で多く採用されているような気がします。(データがあるわけではありませんが)
片流れの例
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方形(ほうぎょう)
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寄棟の一種ですが、正方形の間取りで寄棟を採用すると、ピラミッド型の屋根になります。
この場合、寄棟とは言わず、方形屋根(ほうぎょうやね)と言ったりします。
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陸屋根(りくやね、ろくやね)
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木造住宅では構造的な理由から、まず採用されることはありません。
また、デザイン的にも変化にとぼしいためか、よほど特別な意図が無い限りは、
採用されることは無いと思います。
陸屋根の例
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鋸屋根(のこぎりやね)
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片流れが連なった形状の屋根です。その形状から連続的に立ち上がり壁に採光をとるための窓や開口を設けられるため、工場に多く採用されてます。
住宅ではほとんど見かけることはないのですが、採光のメリットをうまく生かした住宅もあります。
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バタフライ
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蝶々の羽形状の屋根です。
他とひと味違った住宅が楽しめそうです。
ちなみに、雪かきが必要な地域には採用できません。
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マンサード
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2種類の屋根勾配が合わさった形状の屋根。
屋根裏を広くとれるメリットがあります。北海道などではよく見かけるが、九州地方ではほとんど見かけません。ヨーロッパ調でもあります。
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かまぼこ屋根
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名前の通りかまぼこの形状の屋根です。R(アール)屋根とも言います。
どこのどなたがパイオニアか知りませんが、そのモダンなデザインは最近の住宅にしばしば見うけられます。また、屋根形状を利用した内部空間は楽しそうです。
屋根のトップ部分は勾配が0になるので、その点は留意が必要です。
かまぼこ屋根の例
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